素晴しい建築

doucement2009-06-15

昨日は いつもお世話になっているフランス語教室の
1周年パーティーが 夜 ありましたので


少し 早めに出かけて
同じクラスを受講されているMさんと
吉田山にある『茂庵』へ行きました。


京大の裏手からも行けますが
私は 神楽岡通りからの道のりが大好きなので
階段を ひたすら昇らなくてはいけませんが
昨日も こちらから〜


昨日は 日中 かなり気温も上がって
汗だくになりましたが

途中 目にはいる この町並みは
本当に 心を洗って、穏やかにさせてくれます。

暫くすると 茂庵の看板が目に入りますが

『えっ?何処から山に登っていくの?』って
思うほど狭い入り口から
吉田山に入っていきます。


そこは もう京都市ではないような
先ほどまであった 都会の喧騒は 一体なんだったんだろう?
って思わせるくらいの静寂とした空気が流れています。

下界のわずらわしさが 一瞬にして なくなりそうです。


お茶室を 横に見ながら歩き進みますと
カフェが現れます。


日曜日と言う事もあり 予想通り
大勢の方が お待ちになられてましたので
軽く1時間半ほど 待ちましたが
待つことが 全く億劫にならないのです。

少しでも長く居れることで
『市中の山居』を 充分に楽しめます。


茂庵は 大正時代に お茶を楽しむべく
作られたものなのですが
今も 2棟あるお茶席は お稽古にも使われていますし
食堂棟であった現カフェでは 時折 寄席などもされています。



そして 
涼しい天然の風を満喫して
 
パーティー会場の『吉田山荘』へと
また 来た道を降りていきます。。。



吉田山荘は 昭和天皇の義理の弟君の
東伏見宮家の別邸として昭和7年に建てられたものです。


東伏見宮さまが 京大に通われるためだけに
建てられたそうですが
今も 当時のまま 保存されています。


お玄関の横にはめてあるステンドグラスは 

古墳時代の銅鏡の背面模様を原型で
この銅鏡は 現在は宮内庁に所蔵されているそうです。



蔵の扉も立派でしょ・・・


頂いたお料理は 目にも美しく
参考にさせて頂けそうです。
水無月豆腐
ゆりね饅頭 翡翠あんかけ


と言うことで
吉田山荘でも浮世離れした次元を体験させて頂いて・・・


1日 素晴しい建築物を拝見し
美味しい物をいただき
いっぱい刺激をもらって 下界への帰路につきました。